イランカラプテ!
第4回目のアイヌ食講座は【南瓜のrataskep(ラタシケプ:混ぜたもの)】でした。
講師は、二風谷出身のアイヌ 関根摩耶さん。
ミニ講座は【ケラアン!味が・ある】がテーマでした。
rataskepには、【混ぜ煮】【ごちゃ混ぜにする】という意味があります。南瓜がよく使われるそうですが、じゃがいもを使ったrataskepなどもあるそうです。
二風谷では南瓜を乾燥させたものを使用しますが、地域によってはそのまま使用したり魚の脂を入れることもあるそうです。
rataskepには、キハダの木の実(シケレペの実)を入れることが多いそうですが、一般には手に入らないので今回はドライフルーツや山椒で代用しています。(シケレペの実は、柑橘系の香りと山椒のようなピリッとした辛みが特徴です)
アイヌ料理の味付けは、塩と油と昆布だしと素材の味が基本だそうです。
シンプルな味付けでも美味しく食べられるのは、新鮮で美味しい食材が手に入る北海道ならではですね。
その他、アイヌ文化には食材を干すという保存技術があり、干すことで得られる風味もシンプルな味付けを引き立てているそうです。
今日もとても面白かったです!
そして、ケラアン!!
(本日のレシピは、みらいつくりレシピ内でご覧になれます)
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ここで、講座内で出てきたアイヌ語をご紹介します!
とうもろこし:kimi(キミ)
南瓜:kapoca(カンポチャ)
混ぜ煮、ごちゃ混ぜ:rataskep(ラタシケプ)
さわる:tempa(テンパ)*キノコ採りは地面を叩きながらtempa tempaと言いながら探すそうです
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アーカイブはメンバーページ内にありますので、ぜひご覧下さい!!
次回は8/22㈪に開催予定です。
メニューは【昆布タレ】と【シト】です。
食材は近くなったら、研究所HP内でお知らせします。
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イペアンロー(いただきます)
ケラアン(美味しい)!!
ヒンナ~!(食材に感謝)