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気まぐれ通信 vol.3

 

 疲労回復に睡眠は不可欠です。眠りはじめを黄金の90分に出来た人が一人でもいたらうれしいです。方法はこれからもたくさんご紹介していきます。全部できなくてもいくつか取り入れられたらちょっと明るい未来が待っているかもしれませんよ!さて、今回は夜間の睡眠ではなく日中の仮眠についてちょっと触れてみようと思います。実は私、稲生会にお昼寝文化をもたらしたいという野望を持っています。(笑)

ひとりひとりを大切にするするための脳ミソの余白をつくる!!

zzz 積極的仮眠(パワーナップ)のすすめ!! zzz

 パワーナップとは日中に取る15~30程度の仮眠のことで、昼間に取る仮眠は夜間の睡眠の3倍ほどの効果があるといわれています。NASAの研究でパイロットに26分間のパワーナップを取らせると認知能力が34%、注意力が54%も向上したというのは結構有名な話です。

ノンレム睡眠は、深さに応じて4つのステージがあります。カリフォルニア大学の神経科学者マシュー・ウォーカーの研究では、入眠20分ほどで訪れる軽い睡眠レベルの「ステージ2」は、脳内の“キャッシュ・メモリ”がクリアされて、情報を整理・記憶したり、優先順位をつける脳のワーキングメモリが強化されることが明らかになりました。これが短時間睡眠で、頭がスッキリ冴えわたる理由の一つです。(そしてこれが稲生会ビジョンの(脳ミソ)余白づくりに貢献するというわけです。)仮眠が30分以上になると、ステージ4に進み、深い眠りに到達してしまいます。すると、寝覚めが悪く、起きてからもボーッとした状態に。パワーナップは20分前後の短時間で済ませることが、スッキリ目覚める最大の秘訣です。

パワーナップは体内リズムに従っているので、むしろ夜の睡眠の質が高まり、朝の目覚めが良くなる効果があります。

**今日のちょこっとおすすめポイント**パワーナップの取り方

1: 時間は“20分”! 午後の眠気のピーク(午後2~4時)が来る前に。遅くても午後4時までに終わらせる。

2: 頭が冴えて眠れなくても、目を閉じる!眠れたらラッキーくらいの気持ちで。

3: 横にならず、“座っている”姿勢で。

4: コーヒーを1杯飲んでから。

5: 目覚めたらストレッチで素早く活動モードに。

*難しければほんの数分でもOK。移動中や、トイレに座っている間でも、ついスマホを見てしまう代わりに目を閉じると、スッキリした頭と体に。隙あらば寝る!

*体内時計のリズムを整えるためにも、毎日ほぼ同じ時間にするのが理想的ですが、ままならないときも。無理せず、週3日くらいを目標に。